八戸のぶなが 朝まで三戦

三戦固定八戸のぶながが、日々の想いを綴っていくブログにしたい。

眠れないので『信長の野望 創造PK』の感想でも書こう ~外交篇~

一応断っておくと、無印は未プレイなので無印→PKの変更点などは分からない。もしかしたら単なる無印の感想になってしまう部分もあるかも知れない。そこを了解の上読んで頂ければと思う。一つの記事に全部書いてしまうつもりだったが、経年劣化によって要点を纏める能力が低下してきたせいか、矢鱈と長文になる予感がしたので幾つかに分けている。

以下、外交についての感想である。

 

大勢力に対して包囲網を組んで対抗出来る連合システムは面白いと感じた。盟主になれば、連合に参加している大名の軍勢を任意に出陣させることも可能であり、信長包囲網の様な複数大名家による連携を再現出来る点は良い。実際、同名シナリオでの足利義昭プレイなどは非常に楽しめた。関ヶ原の東軍西軍などもこの連合システムによって描かれている。

 

ただ今作では外交が余りにも万能なカードである為、使い過ぎると難易度が大きく低下するのが問題点。今作の外交システムは相手大名への工作によって信頼度を溜め、溜まった信頼度を消費する事によって相手に要求を飲ませる形式を取っている。

問題なのは必要な信頼度さえ用意すれば、婚姻同盟だろうと援軍要請だろうと、どの様な要求でも必ず通ってしまう点だ。こちらに敵意を向けている大名家であっても、信頼度さえあれば一声掛けるだけで必ず援軍を送ってくれる。(それどころか、半年以上の不戦同盟期間までおまけについてくる)

更にこのゲームの大名は乱世に似合わぬ誠実な人々ばかりで、相手から同盟を切ってくる事は滅多に無い。無謀な援軍で戦力を浪費させられた挙句、同盟期間終了後に自勢力に吸収されてゆく様には罪悪感を禁じ得ない。

外交結果については大名同士の相性や、信頼度の溜まり具合によって交渉の成否にブレを持たせた方が面白かったのではないかと思う*1

 

もう一つ不満点を挙げるとするなら従属システムだろう。今作では自勢力が大きくなれば弱小大名を従属させる事が可能なのだが、従属させた大名家のその後の処遇が問題だ。

このゲームの従属は「信頼度消費無しで出来る無期限同盟」の様なものであって、主家側のメリットが少な目である*2。従属させた後も相手は大名であり続けるし、従属相手を自勢力に吸収するコマンドは存在しない。その為、前線から離れた従属大名は領地を占有しているだけの無用の長物と化してしまう。始末するには自ら同盟を破棄して攻めこむか*3、他の大名家が滅ぼしてくれるのを待つしか無い。従属相手を吸収するコマンドがあれば良かったのだが、惜しい所である。

従属「させる」側としては使い辛い事極まりないコマンドである一方、従属「する」側からするとこれ程有用なシステムも無い。前述した様に今作の大名達は律義者ばかりなので、全方位に喧嘩をまくった挙句守りを主家に丸投げする、という様な従属先の主の胃に穴を開ける様なプレイも可能。更に自分の勢力が大きくなれば、平和的に独り立ちする事も出来るという至れり尽くせりぶりである。

 

案の定長くなってしまったが外交篇はこの様な感じである。

総合すると外交の万能カードぶりが目立つのだが、その万能カードを用いて性格の悪い遊び(下記に例を挙げておく)をするのは非常に楽しいし時間を忘れる作業の一つ。奥深いシステムという程でもないが、プレイヤーの脳内補完次第で十分に楽しめる。

ついでに今回は注釈を色々入れたのだが、読みやすさとしては如何なものだろうか?書いている側からすると楽が出来る機能なのだが…

 

( ,_´ゞ`)性格の悪い遊びの例

遠方の大国を標的にした形ばかりの連合を組む。近隣の大名はほぼ全て連合に誘うが、一家だけ大名をハブる。本当に攻めたいのはそのハブった大名である。

*1:今作では相手の外交感情によって信頼度の溜まり方に変化が付く程度

*2:相手大名の姫を養女に出来たり、無制限に援軍が呼べたりとメリット皆無では無いのだが…

*3:ペナルティとして周辺大名の外交感情が悪化